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#19 DIYで店舗を作る!メリット・デメリットや流れをご紹介!

飲食店の開業資金の中でも多くの割合を占めるのが「店舗作り」。多くの場合居抜き物件を引き継ぎ、スケルトンの状態から内装の工事や必要な設備を揃えていくのにはかなりの費用がかかります。そこでそうした内装工事を全て内装会社に任せず、工事の一部を自分自身で行うこと(DIY)で大幅にコストを削減することができます。また自分自身で自分のお店を作ることでお店への愛着もわくもの。ここではそんなDIYで内装を作っていく流れやメリットデメリット、注意点などを解説していきますので参考にしてみてください。

店舗をDIYしていく流れをご紹介!

ここでは内装工事の期間を約1ヵ月間とイメージして、DIYで店舗をしていく大まかな流れをご紹介していきます。

1.内装会社と打合せをし、工事内容を洗い出しリスト化しておく

まず内装業者とイメージしている店舗を作るための打ち合わせをします。各工程や施工箇所などしっかりと詳細を教えてもらい、リスト化しておくようにしましょう。

2.内装業者から見積りを出してもらう

施工内容をしっかり打ち合わせをしたらプラン沿った見積をもらいます。その際に各項目ごとに金額の内訳をしっかり明記してもらうようにしましょう。

3.全体の予算をみて、業者に依頼する項目と自分でDIYする項目を分ける

施工リストと全体の予算を見て、自分にDIYできそうな項目を考えていきます。その際にDIYに必要になる材料の購入費や、それに費やさなければならない時間なども考えてトータルでコストカットができているかを念頭に置きましょう。

4.DIYできそうなものに着手する

DIYすることでコストを削減できそうな項目に着手していきましょう。コストを削減して作るメリットもありますし、自分で作る愛着を得られる楽しみもあります。

内装工事で業者に頼まず自分でできる箇所は?

絶対に避けた方がいいのは施工の全行程をDIYしようとすることです。そこで業者に依頼する項目と自分自身でできる項目を分けていくのですが、その基準はどんなものなのでしょうか。大まかに言えば「電気・ガス・水回りなどインフラの施工」と「安全に関わる箇所」は業者に依頼し、その他の日曜大工程度の施工をDIYで施工するのが良いでしょう。安全面が疎かになってしまうのは何としても避けましょう。

【リスク例】

水まわり⇒漏水の危険性がある

棚付け⇒荷重に耐えられず、棚が崩れて落下の危険がある

ではどんな施工なら自分でできるのか。例えば壁紙(クロス)貼りなどは、空気が入ったり継ぎ目が合わないなど多少クオリティが下がることはあるかもしれませんが、安全性には問題なく、DIYでもできる施工と言えます。

【DIY施工例】

  • 厨房内・客席側の壁を漆喰で塗る
  • 天井を塗る
  • カウンター上の下がり壁のクロス貼り
  • 厨房内の新規冷蔵庫の搬入とレイアウト変更
  • カウンター椅子を購入

以上の壁塗りやクロス貼りはどは自分でできる範囲かと思います。DIYで浮いたお金で椅子などお客様の居心地の良い空間を作るものを購入することができます。安全面をしっかり配慮した上でできることから自分で取り組んでみましょう。

どこで、どんな材料を調達すればいい?

■DIYに役立つのがホームセンター

DIYに取り掛かる時にはホームセンターで材料を調達するのをオススメします。様々な商品のカタログや映像などを用いて商品説明がされているのを参考に材料選びができたり、壁塗りなどについては実際に「色を塗った木のサンプル」なども参考にすることができます。また軽トラックを借りられる店舗もあり、大きな材料でもスムーズに運ぶことができます。

■ホームセンターで出来る限りの準備を

ホームセンターによっては木材の加工をしてくれるところもあります。できるだけ購入したその場で木材などを加工しておいて、現場では組み立てるだけの状態にしておくことをおすすめします。その点、購入する前に現地の寸法を測っておくなど、加工を間違えないように注意しましょう。

■特殊なものはネットで探す

ホームエンターで売っていない特殊な塗料や金物はんっとで探してみるのも良いでしょう。事前にそれぞれの材料を検索してコストがどれぐらいか、相場を把握しておくのも大切。その際手元に商品が届くまでの納期もしっかり確認し、作業工程に遅れが出ないように注意しましょう。

業者へ依頼すべき箇所は?

例えば飲食店の居抜きを借りた場合、内装会社に依頼すべき箇所は3点です:

■トイレの改装

水回りのトラブルリスクを避けるため

■入口ドアの変更

鍵も取り替えなどセキュリティー面は最重要であるため

■看板設置、スポットライト設置

お店の視認性と集客に影響するため

DIYを理解してくれる工務店を見つけるのが大切

飲食店のDIYを進めていくには施工会社の協力が必要になります。DIYでわからないことはアドバイスをもらったりすることも大切。プロの業者が決められた期間の中工事を進めていく過程で、DIYをさせてもらわなければならないので、事前に自分の意向を理解してもらい、スケジュールを共有しながら自分で施工できる箇所を進めていくのが良いでしょう。

まとめ

DIYのようにものづくりをすることで生まれる愛着。それらを大切につかおうとすることを「IKEA効果」といいます。家具や内装の塗り壁などDIYすることで、そこにより高い価値を見出るようになります。そしてそれは時間をかけ、大変であればあるほど効果は高いとのこと。コスト削減に関してはもちろんですが、自分の店舗により愛着を持って営業していくという面でも、DIYという選択を検討してみてはいかがでしょうか。

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